トップページに戻ります!
Welcome to Mighty Triathlon Club

トップに戻る / リポートに戻る

(2002/SEP/21) 2002秋 筑波ツーリング・レポート( by タッキー)

爽やかな秋空を楽しむパラグライダー達が...。今回のツーリングマップ。 拡大してご覧下さい


フラワーパークで記念撮影。左からはつえちゃん、旦那様のキチ君、 愛車のスペシャライズドを駆るナース


きれいな花畑をバックにタッキー&ナース


ここ(は何処?)は道幅もありきれいな道路だった


コース途中でいたる処にあった栗林。 今が旬で、形の良い栗が採り放題(場所によっては泥棒になるのでご注意!)


手を伸ばせば見事な栗が採れる。イガに注意!


県道41号沿いの農道を南下中に偶然見つけたサイクリング道路「リンリン道」兎に角真っ直ぐ


この道は、その昔線路であったことを土地の人が教えてくれた。土浦まで続いているとのこと


クリ、ブドウ、ナシ、リンゴ、柿、筑波は実りの秋だった

爽やかな秋晴れの日、 ヒッチャキになって走ってばかりでも行けないと思い、筑波へツーリングに行って来ました。 メンバーはタッキー&ナース、ナースの友人のハツエちゃん&きち君ご夫妻。 ご夫妻はマウンテンバイクを乗せたらかなり速いです。 以前、江戸川を一緒に走った時に、残り1Km位でゴールスプリントを始めた二人に唖然としました。 (やるか、普通!?) 二人は、それ以来おかしな夫婦として私の頭に記憶されたのでした。

当日は朝方の曇り空も晴れ上がり、秋晴れの絶好の日和となった。 乾いた秋の空気が心地よく、筑波山系に囲まれた緑の中を走るのは実に気持ちがいい。 土浦北で高速を下り、スタート地点としたパープルライン下の駐車場に車を止める。 秋晴れの空を見上げると、絶好の風を楽しんでいるパラグライダー達がゆっくりと降りて来る (気持ちいいだろうなー!)。 予定時間をかなり遅れてスタート。いきなりパープルラインを登るのはきついので、 まずは農道を通って県道64号を北上。ここは道も悪く車が多いので危険。

五輪堂を過ぎ、中原という処でフラワーラインへと抜ける道へ入る。 途端に車は少なくなり、オマケに道がきれいだ。 ちょっとした坂を登りきると、 道路のすぐ脇にたわわに実った栗林を発見。思わず皆で栗拾い。 本当はどなたかの管理されている林だから採っちゃいけないんだろうけど、 あまりにも道ばたで、勝手に持って行ってくれと云わんばかりの状態で、ちょっとばかし失敬。 フラワーラインへ合流し右折する。 すぐにフラワーパークがあったので記念撮影。 適度なアップダウンが続くフラワーラインを北上して行くと、 左手に見える筑波の山並みから飛び出した、 青く澄み切った空に浮かぶ無数のパラグライダー達。 標識を見ると、パラグライダー・スクール(?)が在るらしい。 それにしても凄い数。ざっと30機(単位が分からない:30パラ?)は浮かんでいる。

県道64号と交差するが、そのまま前進すると、 二本松と云うところで十字路にぶつかる。 真っ直ぐに行くと道祖神峠を越え笠間市に入る。 ロードの練習時に道祖神峠を越えたことがあるが、 勾配がかなりきつい。左折して再び64号と合流し板敷峠に向かう。 板敷峠は走ったことが無かったので、どれ程の峠か分からなかったのだが、 拍子抜けしてまうほど何も無い峠だった。勾配も距離も無い、誰でも走れる峠である。 県道64号は水戸線の福原へ向かっているが、途中で左折し隣の羽黒駅へ向かう。 水戸線は、途中の友部で常磐線と接続され、線名も常磐線となって水戸へ向かっている。 羽黒から西へ向かって走った農道は、秋の乾いた空気、澄み切った空、柔らかい日射し、 借り入れられた水田、静かな田舎道で、ツーリングの醍醐味を味わった。 途中、小さなコンビニ(駄菓子屋?)で食事を摂ることにする。 が、ホントに小さな店で、オニギリはおろか、満足なパンも売っていない。 適当に甘めのお饅頭などを頬張って出発した。 お彼岸が過ぎてしまったからと、残っていたオハギをタダで頂いてしまった(うれしい!)。

隣駅の岩瀬と云う処から県道41号で南下を初め真壁へ向かう。 最初は県道を走っていたが、側道の狭さと車の数がイヤになって田圃の中の田舎道へ退避。 県道沿いに走っていれば方向は問題ないので、そのまま曲がりくねった田舎道を走る。 途中できれいに舗装されたサイクリング道路とぶつかる。 こんな田舎に何でこんなきれいなサイクリング道路が???と思ったが、 取り敢えず真っ直ぐに続くサイクリング道路を走ることにする(画像:茶色い道路での写真)。 地元の人に話を聞くと、その昔鉄道が通っていた道をサイクリング道にしたのだそうだ。 その名もリンリン道と云い、土浦まで続いているらしい(スゴイ!)。 そう言われれば、時々ホームの跡と見られる石垣が両側に在った。

真壁まで行って教えられた場所を左折すると、そのまま湯袋峠へ向かう道に入る。 この道を真壁側から登るのは初めてだ。途中から勾配がかなりきつくなっている。 ここへ来てハツエちゃん夫婦が強さを発揮し始めた。 特にハツエちゃんの登坂力はスゴイ!ダンナを置き去りにしてドンドン登って行く。 おそらく大概のマイティのメンバーがロードで走っても負けてしまうだろう。 もはやナースが登り切れる勾配ではなくなり、困ったタッキーが道ばたで見つけたビニール紐を 背負っていたDバックの底に縛り、その端をナースのハンドルに巻き付ける。 タッキーが牽引車になり、ナースを引っ張り上げる作戦だ。 勾配はきつかったが、ギヤが対応しているところがマウンテンの良い所。 軽めのギヤをクルクル回してナースを引っ張り上げる。 ナースも引っ張られているとは言え、自分でも必死にペダルを踏む。 暫くすると、ハツエちゃんに置き去りにされたダンナのきち君が見えてきた。 普段は街乗りがメインの彼には、この勾配はやはりきついか。 にしても、ハツエちゃんはどうなっちゃってるの!? 苦しそうなきち君をパスして登っていると、終点手前でハツエちゃんの声援。 かなりの距離を登って来たというのにニコニコしている。

もう登りも終わりという処に清水が流れていたので、喉を潤しボトルを満たす。 ハツエちゃんがダンナのきち君と一緒に上がって来た。 皆で喉を潤し再びスタートする。 ほんの一瞬の下りを味わって、途中からロードの練習コースにしている 「国民宿舎つくばね」方面へ右折する。 いきなり凄い勾配である。ここでまたナースのハンドルにビニール紐をくくりつけ、 牽引車走りを始める。暫く登って行くとハツエちゃん夫婦が歩いている。 何かメカトラがあったのかと聞くと、お腹が空いて走れないと言う。 そう言えばお昼はさびれたコンビニ(って言うか駄菓子屋)で、 しかも僅かばかりのパンだけ。もう時間も経ってるしお腹も空くよなぁ〜。 その先におそば屋さんが在ることを告げ先を急ぐ。 ナースに何か素早く出来るものを注文してくれる様に頼んで、 二人を迎えに引き返すが、二人とも自力で行くと言うのでまたそば屋へと坂を登る。 二人が着くと、丁度、頼んでおいた味噌田楽セットが出て来た。 空腹は最良の調味料とはよく言ったもので、いや本当に美味しかった。

ここまで来ればこの登りの終点まで半分来ている。 空腹を何とか凌いで元気にスタートする。 ハツエちゃんったらいきなり速いし(ダンナを置いて行くなよ!)。 牽引車タッキーはナースを引っ張って軽めのギヤを踏み続ける。 またしても妻に置いて行かれたきち君をパスする。ゴールまではもう少し。 ゴールはロープウェイへ向かう有料道路の入り口。 その有料道路へは自転車は入れない。暫し談笑(笑ってはいないが)して 筑波山の尾根を縦走する有料道路、表筑波ラインへと向かう。 この道は走りやすい上に適当にアップダウンがあり、コーナリングの練習にもなるので、 ロード練習の時は必ず走っている。 途中で料金所があるので、自転車料金\50(だったと思う)を支払って先へ進む。 (そう言えばハツエちゃんに払って貰ったまま??忘れよう!) 因みにおトイレへ行きたい方はここで借りて下さい。 日が高ければ最高に楽しめたコースだったろうが、時間は4時を過ぎており、 オマケに日射しを遮っている雲のお陰で若干肌寒くなっていた。

表筑波ラインの終わりは、パープルラインからの道へと合流する。 Y字となる合流地点へ出て、右側へと走路をとれば下ったところがスタート地点だ。 ハツエちゃんに車のキーを渡し、暴走族(と言うか、峠を攻めに来る峠ライダー)対策に作られた 凹凸に気を付けるように伝え、先に下りて貰う。 楽しかったツーリングももうこの下りのみ。 ナースを先導し、ゆっくりとコーナリングしながら慎重に下って行く。 何カ所に設けられた凹凸が、否が応でもスピードをゆるめさせる。 そろそろ下りも終わりに近づいた頃、先に行ったハツエちゃん夫婦の姿が...。 エ!何でこんな処に...?悪い予感...。近づくとハツエちゃんがうずくまっている。 どうやらスピードを出し過ぎて凹凸箇所でブレーキングを過ったらしい。 50Km/hというスピードで下っていたと聞いてアゼーン。 咄嗟に顔をかばったと云うから流石は女性(女の出すスピードかよ!)。 目立った外傷は無かったが、落車時に右肩から落ちたらしく、肩も腕も動かないとのこと。 鎖骨骨折を疑ったが、折れている雰囲気では無いと言う。 もはや自転車に乗って下りるのは無理だったので、 タッキーが一人で下りて車を持って来ることにした。 自転車を積み込み帰路に着いた車内では、以外に元気なハツエちゃんであったが、 皆に気を使わせない様に我慢していたのだろう。 渋滞の常磐高速を降り市川に着いて、一旦帰宅後、早速病院へ。 最後に大トラブルがあったツーリングは、 走行距離約80Kmを走って終了した。

数時間後きち君から電話があり、鎖骨の先端、肩の部分が折れている(欠けている?)とのこと。 入院にて手術という大変な事態になってしまった。 二日後にご夫婦に会うと、以外にハツエちゃんは元気。 週末に入院して手術するとのこと。早く治してまたツーリングに行きたいと言ってくれたのが、 大変救いでした。ハツエちゃん、早く治ってね! これにて筑波ツーリングのレポートを終わります。
(レポート by タッキー)

(C) Copyright 2003. Mighty Triathlon Club. All rights reserved.