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(29/FEB/2004) 2004 ウィンターロード(BIKE ROAD RACE)( by タッキー)
↑最上位クラスのAクラスのスタート!雨中の非常に寒いレースとなった!

↑伊豆修善寺の日本サイクルスポーツセンター!セントラルカップ、ケンズカップなどでも お馴染みの会場だったが、プールの営業を取りやめたため残念ながらトライアスロンの開催は出来なくなってしまった!


↑入り口正面の雨の駐車場風景!市川辺りの天気とは大違い!さむ〜〜!!


↑標高が高いので普通でも寒いのに、この日の雨で寒々しさが余計に際立つ!


↑準備は出来たけど、表に出る気がしないタッキー!既に寒そうな顔してます!


↑9時30分、いよいよAクラスのスタート!実業団選手や登録選手らのカテゴリーだ!10周50kmを戦う! 拡大


↑1分後、タッキーの参加したBクラスのスタート!未登録エリートが6周30kmを競う! タッキーはスタート位置で既に失敗!拡大


↑Aクラスの先頭集団...とは言え、長く伸びて一列棒状!速いヤツらは速いなりに苦しいのだ! 拡大


↑こちら先頭集団から千切れ、ビリッケツ争いをするBクラスのタッキー! やっと追い付いて辛くも前に出たところ!その先の数名の集団を追う! 拡大


↑何とか集団(千切れ集団)に追い付き、追い付いてからは結構引く事が出来た!この集団のままゴールを迎える! 拡大


↑ゴール後は寒さで身体がガタガタ!着替えもせずに施設内の温泉「ゆ〜サロン」へ! やっと身体も暖まり一安心の図...と共にドッと空腹と疲れと眠気が!


↑帰る頃には雨も上がった!駐車場の周りの紅梅白梅達が春を告げていた!



  • 関連サイト

  • 東京都自転車競技連盟のサイト

  • 上記連名のリザルトのページ

  • 修善寺サイクルスポーツセンター
  • <久しぶりの修善寺だー!>
     2月29日(日)、久しぶりの伊豆修善寺、サイクルスポーツセンターのレースに参加した。 ウインターロードと呼ばれるこの大会、トライスリートには馴染みがないと思うが、 東京都連が主催する冬場のレースとして、ロードレーサーには良く知られた大会だ。 私(タッキー)のロード時代は冬場の練習も兼ねて、 TA-BOの仲間(と言ってもヒロさんくらいだが...)と良く参加していた。 修善寺のコースは登りか下りしかない様な結構きついコースで、 セントラルカップやケンズカップの会場にもなるので、 トライアスリートでもコースを走ったことがある方もいるだろう。 このコース、スタート・ゴール地点は広く緩やかな傾斜になっている。 かなり昔は左回り(時計周りの反対)でレースが行われ、 そうするとゴールは緩やかな下りとなっていた。 その手前の最高地点からの急な下りでかなり加速され、 トップスピードからのゴールのデッドヒートが売り物であった。 数年前、世界的な自転車競技の団体であるUCIが、 ゴールは登り基調である事と言うルールを決めた事に拠って、 このコースの大会も、それまでの左回りから右回り(時計回り)になる大会が多くなった。 前置きが長くなったが、そんなワケでこの大会も右回りのコース設定だ。 実はこの右回りと左回り、どちら周りでも同じ様でありながら、 走ってみると実に感じが異なるのだ(そう感じるのは私だけ?)。 コーナリング・テクニック、登りの勾配、距離...、 実はそれに因って、右回り得意と左回り得意、或いは右回り好きと左回り好きとに別れる。 もちろん、エリート達はどちらでも関係なし...だろうが...。 私はこのコース、右回りの方が自分の走りに合っている様だ。 右回りの場合、急勾配は殆ど無い代わりに、坂を下り終わった2号橋から長い登りがダラダラと続く。 その最後にちょっとした勾配があるのだが、そこでの若干の遅れが取り返しの着かなくなる場合もある。 そのガマン比べが実に面白い(もちろん走れていれば...の話です)。

    <雨かよー!さぶぅ〜!>
     事前の天気予報では、関東地方から伊豆地方にかけて徐々に雲行きが怪しくなって来た。 金曜日までは曇りのち晴れだった予報が、徐々に一日中曇り、そして雨のち曇りに変わって行った。 市川の自宅を出る時(朝の5時過ぎ)にはまだ曇り空といった感じで雨雲も見えなかったが、 首都高から東名道に入ると、フロントガラスに小さな粒が当たって来た。 アチャー、今日は雨のレースかー!?と一応覚悟はしたが、路面を見るとたいして濡れている風でもない。 しかし、すぐにそれがアスファルトの路面処理のせいであることが分かる。 昔ながらのツルツルした路面の所へ来たら、思いっきり路面が濡れていた。 まだ雨中での使用経験の無い、シマノのカーボンホイールの事を思っていた。 オマケにタイヤも雨中未経験。今までは決戦用ホイールにはコルサCXを使っていたのだが、 カーボンホイールのタイヤはショップ(市川市のTA-BO)で組んで貰った時のままである。 ハイスピードの下りコーナーでのグリップ力も未経験で、 不安を抱いたまま会場へ到着した。 駐車場には既に参加達の車が並んでいる。 晴れた日なら其処此処で着替えやアップをしたり、顔なじみの選手同士の談笑する風景が見られるのが、 生憎今日はそんなシーンは見られない。 皆、寒さを避け車の中で着替えたり、一部の選手は入り口ゲートへと続くテントの下で、 雨を避けながらローラー台を回している。 私も車の中で着替えを済ませ、車の後部ドアを開けて愛車のコルニャゴンに車輪を装着した。 このタイヤは空気漏れが無く、昨夜の内に入れておいた8気圧が、そのままの状態で続いている。 コルサCXではこうは行かない。エアチェックの手間がないのは良いが、 逆にどう考えてもグリップ力に???が付いてしまう! 特に今日の様な雨の日では、その不安も倍増と言うものだ。 濡れた路面対策で、気持ちエアを抜いて気圧を下げた。

    <取り合えず受付&試走へ!>
     スタートは9時31分、Aクラスの1分後だ。 その前に受付を済ませ、出走のサインをしなければならない。 駐車場からサイクル・スポーツセンターの正面ゲートを通り、 スタートゴール地点の受付へ向かう。 寒い、寒い! 受付に行くと、アレま!知り合いのロードクラブで新木場を中心に活動している リバーワンクラブの青木さんが受付にいた。 かつては盛んにレースに参加する強豪選手だったが、 今回は選手としてではなく運営の側にまわっているらしい。 東京都連の役員でもやっているのだろうか。 挨拶もそこそこに、アップと雨天時のホイール(ブレーキング)の感じを 知るためにコースへ出ていく。 最初の坂を登ると一気に下りだ。いきなりスピードが上がり、 雨粒が顔に当たり痛く感じる。 後輪からの跳ね上げで、バイクパンツはたちまちビショ濡れになる。 冷たい水の感触が何とも気持ち悪い。まあ、それも一瞬の事ではあるが...。 そして次のU字のコーナーでブレーキをかけてみる。 シューっと云うブレーキシューが擦れている音はするが、 スピードは一向に落ちる気配がない。ヤバイかなぁ...と思っていると、 いきなりスッとブレーキが効いてスピードが落ちる。 問題はそこまでの時間である。 今はそれ程スピードを出していない状態からのブレーキングであるが、 本番となればそうは行かない。どうしてもハイスピードからのブレーキングを要求される。 ブレーキが効き始めるまでにはもう少し時間がかかるだろう。 実際は数秒のものなのだろうが...。 兎に角この試走で分かったのは、今日はムリは出来ないなという事だ。 もし落車か他の選手に接触でもしようものなら、かなり手痛い思いを味わうことになるだろう。 何せ此処は修善寺CSCだ。 それからはコーナーのかなり先からブレーキをかけ、 ホイールに着いた雨水を切り、コーナーの手前では充分にブレーキが効く状態でアップを続けた。 2号橋からはダラダラと続く登り。此処では新たな問題が発生した。 超ド近眼の私は眼鏡を使用している。一度コンタクトに挑戦したが、 これまた超細目の私には、装着脱着(と云うのか?)が非常に困難で、 かつ装着時の痛みからコンタクトは断念した。 レース時にはその眼鏡の上から着けられる、オーバーサングラスを使用している。 まるで溶接工みたいなアレ...である。 通常は風を遮り、ゴミ・虫類をはじき返し、紫外線対策もあるので 非常に重宝している。前走車からの跳ね上げも100%シャットダウン出来る。必需品である。 ところがこの日は単なる雨模様というだけではなく、非常に冷え込んでいる。 下りでたっぷり冷やされた私の眼鏡とオーバーサングラスは、 登りになると、私の熱気で一気に内部が曇ってしまったのだ。 度付きガラスとオーバーサングラスの内部が曇ってしまったから堪らない。 まったく見えないことはないのだが、視界不良ではレースへの集中力が切れてしまう。 結局視界不良はダラダラを登り終わるまで続き、 その先、1号橋への下りでもまだ続いていた。 スタート地点に戻り、早速水道の水でメガネとサングラスを洗ったが、 きれいに見えたのは一瞬で、そんな事が何の解決にもなりはしなかった。 顔に着けるとまた曇り始め、グジャグジャになった手袋で吹き直すが、 水玉が残ってしまい非常に見づらい状態だ。 レースともなると、色んな不測の事態があるものだが、 まあ、何とかなるだろう!

    <さてぇ〜!行きますかぁ〜!>
     9時30分、黄色いヘルメットカバーのAクラスの選手達がスタートを切った。 この大会にはブリヂストン・アンカーからCCDキナンに移籍した橋川選手や ミヤタスバルの品川選手と新人の橋本選手、ニッポからアイサンへ移籍した別府匠選手、 オルベアからラピエールへ移籍した西谷雅史選手などが参加している。 チームユーキャンの畑中選手(高校生)の活躍も期待したい。 実業団やプロの選手達は、このレースを冬場の練習&調整レースと位置づけているのだろう。 10周50kmは彼らにとっては短か過ぎか!? 取り合えず何周で追い付かれるかが気がかりだ! そしてその1分後、我々Bクラスのスタートとなった。 私はチョットした勘違い(良く説明を読んでいなかった!失敗!)で、 BクラスとCクラスが同時スタートかと思い、後ろに並んでいるCクラスの、 そのまた最後方に並んでしまった。 直前におかしいと思い、ホンのチョット前に移動したが時既に遅し...。 スタートを告げる号砲が鳴った。 更に追い打ちをかける様にペダルが入らない。 走れコータローの一節ではないが、「スタートダッシュで出遅れる〜♪」状態になってしまった。 ホントにレース久々、というかレース初心者状態である。 登りまでには追いつけるだろうとタカをくくっていたら、コレがニンともカントモで...。 集団が速いのか、私が遅いのか...おそらくその両方...。 登り終わる頃にやっと最後尾に追い付いた。 下りでは濡れた路面への注意のためか、複数台が横並びすることなく、 一列棒状となり長く伸びた隊列となっている。 先頭は遙か先だ。もし中切れを起こされたら、ハイそれま〜でぇ〜よ〜状態である。 逆から登れば心臓破りとなる急な下りコーナーを、 充分にブレーキをかけ最後尾でクリアする。 コーナー後の直線下りで先を見ると、アリャリャ!もう中切れてるよ...! でもこの位置からではどうしようもない。その先の急な左コーナー手前でも充分にスピードを落とした。 一人脱落状態になってしまった。 2号橋手前の下りはスピードが上がるため、選手間の間隔も広くなる。 橋の上でペダルを回しながら先を見ると、ポツリぽつりと選手が見えるが、 やはりしっかりと中切れてしまっていた。 通常その先のダラダラ登りに差し掛かると、前方に大きな集団が見えるものだが、 その大きな集団は既に視界の外であった。 それからは気持ちを練習に切り替え、完走を目指して走ることにした。 この大会は先頭から5分の遅れで足切りとなってしまう。 今の脚力では5周持てば万々歳であるが、果たして結果や如何に...。

    <審判の温情で何とか完走!>
     1周目のダラダラ登りで、登り苦手(?)と思われる数人をパス、 2周目のダラダラ登りで前に居た4〜5人の切れグループに追い付き、 後はそのままのグループでこぼれてくる選手を吸収しながらのレースでした。 最終周(だったかな?)、来ました来ましたAクラスの選手が! アイサンの別府選手と八王子工高の島田選手(と思われる)。高校生が実業団選手に着いている!? 何てこったい!他の実業団選手はどうしたんだい!? 2人とも平地を走っているかの如く通り過ぎて行った。 その後もパラパラとAクラスの選手が追い越して行った後、 大きな集団がやって来た。 迷惑をかけちゃ行けないとコースの端に寄って、集団が追い越すのを待つ。 最後尾を確認して、今度はその集団に何とか飛びつく。 1号橋へのハイスピードな下り。 他のBクラス選手達も同様にこの速い集団の力を借りようと必死だ。 ゴール手前の急な登りで、その力の差は歴然! まだまだレース中盤の彼らは、最後の戦いに向かってスピードを落とさないまま コースの先へ消えて行った。 そして我々Bクラスの落ちこぼれ集団も、何とか足切りに合わずにゴールを迎えた。 サイクルメータが、スタートから1時間4分の経過を告げていた。 完走者44人中、31番目のゴールだった。 そんなこんなで、前置きが長かった割には、あっけない久々の修善寺でした! 後日の情報で、どうやら我々落ちこぼれ集団はトップから7分遅れでゴール。 審判員の甘い温情のお陰で何とか完走できたらしい。 こんな寒い雨の日でも、大会に来てくれた事への配慮なのだろう。助かった! 次回はもっと練習して、実力で完走できるように頑張ります!

    <湯〜サロンで生き返るぅぅぅ〜!>
     あまりの寒さに身体はブルブル! びしょ濡れながら、着替えもせずに同じ施設内にある「湯〜サロン」へ直行! プールのある建物と一緒なので、知ってる人も居るかもね! 入場券があれば利用料は\200と格安! 早速熱いシャワーを浴び湯船に浸かるが、 足先のしびれが何時までも取れない。凍傷寸前か!? 暫くすると何処かの高校の競技部の若者達が大勢入ってきた。 大きな声で寒い、寒い!を連発している。 私なんぞはインナー1着の上にバイクジャージ2着、 そしてアームウォーマーを着けウィンドブレーカーを着込んで走っていたのに、 何と高校生達(彼らかどうか分からないが)ったら、半袖ジャージにバイクパンツだけという 夏スタイルで走ってました!凍え死ぬんじゃないかと思いましたよ!ビックリです! 次回は3月28ですが、前日にJCRCのレースがあるため都ロードへの参加は未定。 でも面白い(&苦しい)コースですので、練習がてらクラブ員の諸君も是非この大会に参加して下さい!

    (レポート by タッキー)

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