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【いきなり佐渡Bでトラデビュー!恐い知らずのヤッコちゃんレポだ!】
【1.トライアスロン屁の挑戦】
 平成20年4月、人生ほどほどの転機としてトライアスロンに挑戦すべくMIGHTYの門を叩いた。 今まで運動といえば中学校から剣道をやっており、ランニング等は剣道の補強程度で 行っていた。
 昨年(平成19年)11月に剣道六段に合格させて頂き、剣道に対してはとりあえず 一区切り(ホントは一生掛けて精進しなければならないのですが)ということで何か他 のスポーツもやってみたいと考えていた。
 どうせやるならヘビーな種目を、という考えや以前からトライアスロンに対してのあ こがれがあったという理由から、現在の職場である亀戸から近い市川において活動して いるMIGHTYの入門(?)を決意した。
 今思い返してみても、なんという軽いノリだったんだろうと恐ろしい気もするが、こ の軽いノリが結果的に素晴らしい仲間との出会うこととなり、更には今回の佐渡屁の挑 戦と今まで味わったことのない感動を得ることとなる。

【2.佐渡屁の挑戦】

(1)佐渡エントリー屁の路
 トライアスロンに挑戦したものの、バイクではMIGHTYの洗礼を頂きフラフラ になるわ、ランでは置いてかれるわ、スイムじゃ25m泳ぐのがやっと、という散々 たるものであった。「これじゃいかん、なんとかせにゃ〜」と思い悩む一方、「1年後 にいくらかカタチになれば」という妥協の思いで練習に取り組んでいたことから、内 心「今の時点で大会出場なんてとんでもねぇぜ」という気持ちがあったことは否定で きない。    日々の練習を楽しく(?)やっているうちに、周りでは佐渡の話題で盛り上がって いた。「サドってなんだ?Aタイプ?Bタイプ??」、周りの話しを横で聞いている私 には何が何だか分からない。どうやらMIGHTYの年間行事の中でメインな大会ら しい。    「まだオレには縁がないな〜」と考えていた私の横から、稽古ちゃんが「ヤッコち ゃんはどうすんの?」、意表をつく問いかけに「げっ、何?」、しばし回答に窮してい ると、稽古ちゃんは畳みかけるように(というより人の話は聞かずに)「ヤッコちゃん も出なよ!」というお誘い。「いやいや、まだまだデビューには早いよ」と言おうと思っ たところ、さらに畳みかけるように(というより全く人の話は聞かず)「大丈夫、大丈 夫、できるって!」、「・・・・・」。    でも、不思議なもんで話を聞いているうちに出来そうな気がしてきたのは、結果的 に暗示にでもかかったのかなぁ?    稽古ちゃんやカエルちゃんの励ましですっかりその気になり、結局佐渡Bタイプ出 場を半ば決めてしまった訳であるが、実際どのくらいの距離であるかは未把握状態。    自宅に戻り詳細を調べてみてビックラこいた。スイム2キロ!(死んでしまうが な!) 練習で合計2キロくらいは泳いだことあるけど・・・。    たとえスイムアップできたとしても、その後に続くバイク、ランができるかどうか。    な〜んか消極的な考えしか浮かばない・・・。    えーい、考えても仕方ない!危ぶむなかれ、いけばわかるさ!腹をくくってエント リー!!    かくして佐渡屁の挑戦が始まったのである。 

(2)佐渡屁の挑戦(其の一)
エントリーしたはいいが、何をどうしていいかさっぱりわかんない。それから周り の反応はさまざま。稽古ちゃんは「がんばって〜」(一方的な激励(?)ありがとう)。 カエルちゃんは笑顔全開で「大丈夫、大丈夫!」(代わりに出てくれ!)。yamaちゃん は「なんでAじゃねーんだよ!」(無理です・・・)、練酋長「え、エントリーしたの?」 (まずかったですか・・・?) 聞くところによると、初トラで佐渡はMIGHTY創設以来はじめてのことらしい。 う〜ん、ますます不安になってきた。 でも、意地が出てきたというか、引っ込みがつかなくなったというかやるしかない という吹っ切れたきもちになってきたのは事実。 バイクの練習では、タッキー快調から毎回ひきズラ(ずり)の刑をうけているから 本番では何とかなるかも、という安堵感(?)はあるものの、課題はやっぱりスイム だよな〜。 ということで、近所のプールでコソ練をしていると、隣で上手に泳いでいる小学生 がいた。声を掛けてみるとコイツは小学4年生の男の子。コツを聞いてみたところ、 「腕をガンガン使うんだよ」(ワケわかんねぇ・・・、イチローさんに聞いた方が早い) 結局、暗中模索の状態であるが、スイムの朝練をやっているメニューをヒーヒー言 いながら行うこととなる。

(3) 佐渡屁の挑戦(其の二)
バイクで千切れ、ランでひきずられ、スイムで酸欠!といったライフスタイルは相 変わらずであったものの、何となく体が慣れてきたみたいで「いけるかも」という希 望がでてきた。 そんな浮ついた気分でスイムの朝練に参加すると、周りはウェットスーツを着用し ていた。「みんなウェット持ってるんだ〜」と感心しながらふと気がついた。あれ?  「オレ、ウェットスーツ持ってない!」 不覚!どうすんべ〜、女房に頭下げて買ってもらうか、う〜ん・・・。ブルーな気 分になってきた。 しかし、地獄に仏とは正にこのこと!練習終了後練酋長が「ヤッコ、ウェットもっ てんの?これあげようか?」 うわ〜、練酋長が仏様に見えてきた、アリガト〜!! かくして準備は整ったのである(!?)

(4)佐渡現地入り
常にワケがわからないままであったが皆さんのバックアップのおかげで9月5日無 事佐渡に上陸することができた!感謝、感謝。 周りのみんなは場慣れしているみたいでリラックスしているみたい。さすがですな。 タッキー快調は相変わらずのタッキー節炸裂! yamaちゃんは・・・、ここぞとばかりにちょっかいばかりかけてくる(A子ちゃん なんとかしてくれ!)

(5)開会式(ナマの松丸選手にビックラの巻)
  佐渡に到着してまず驚いたのが、今回の大会に対する盛り上がり。 島全体が一丸となって運営している状況はホントに凄いと思った。東京ではまず見 られない光景だ。何となく国体の開催地みたいな雰囲気で懐かしい気持ちになった。 さて、アミューズメント佐渡で受付を行っていると、練酋長が「ホンモノだぞ」と 話しかけてきた。前方を見たところ、なんと本物の松丸真幸選手じゃないですか!      おお〜、TJで見たことあるけど、ナマで見るのは初めて!やっぱりカッコエーなぁ。     ミーハー根性丸出しで、何の躊躇もなく松丸選手に「一緒に写真撮らせてくださいと 図々しく接近。一緒に撮った写真は私の宝物のなりました(しかも練酋長のデジカメ、 すいませんでした!)。 松丸選手の力をもらった気がして、上機嫌な気分で宿泊先のホテルに戻ったのであ る(何しに来たんだ!?)

【3.大会本番】
 9月7日午前3時、Aタイプに出場する練酋長、あきっちょさん、yamaちやん、ジモ ちゃんらは午前6時のスタートに合わせ早めにホテルから出発、そして午前7時スター トのBタイプ組は午前4時にホテルから出発。 予報では大雨という暗い内容であったが、大会会場は早朝にもかかわらず既に熱気ム ンムン。いいね〜この雰囲気。 Bタイプ組がボディマーキングをしてもらいトランジッションで準備をしていると、午 前6時になり、Aタイプがスタート! みんな頑張れ〜(人の心配する前に自分の心配をすべし!) スイムに向かう選手を見送った私は、体中にワセリンを塗りたくりながら準備を進め ていたが、ふと素に戻り「スイム大丈夫かいな〜」という不安がでてきた・・・(実は緊 張してるのか!?)

(1)初トラ(スイムの巻)
 Bタイプのスタートも間近にせまり、桟橋近くでタッキー開帳、y少年らとアップの ため入水・・・、と思いきや「アップを終了し浜に上がってくださ〜い」というアナウ ンス(え〜、なんにもしてねぇ−よ)。みんなでブーイング(?) タッキー開帳、y少年、イチローさん、大将、OZUMAちやん、キムさんらと雑談しス タートの合図を待つ。 気づくと自分が前列にいる。あらま、初心者の私が前列なんて恐れ多い。タッキー開 帳に「じやあ、私は後ろの方に行ってますんで」と言ったところ、開帳は「どこも変わ りやしないよ、ここからスタートだよ」との弁。 素直な私は、タッキー開帳に従いこの場所に滞在。  そして、遂にスタート!私にとって初のトライアスロンの始まりとなった。  泳ぎ始めたものの、周りの選手に当たる当たる。 平常心のつもりがだんだん焦ってくる、と突然足をつかまれたり頭にチョップを喰っ た!なんだなんだ、なんか悪いことしたか?もしかしてこれが「バトル」っちゅうもん ですかい? ビックラしながらも、「来るならきやがれ」なんて、ほぼやけくそ状態で泳ぎ続けてた ら、1個目のブイに到着。そのうち、周りも程よい間隔になり余裕もでてきた。  日ごろイチローさんから指導いただいた点を意識しながら、入水はこう!水をキャッ チするイメージで・・・なんてやっているうちにスイムアップ!お〜、やればできる じやない。 ちなみにタイムは42:37。1時間が目安だったから、ちょっと嬉しいような・・・。

(2)初トラ(バイクの巻)
 はんちょさんが練習会の時言ってたなぁ・・・、「スイムアップしたら嬉しくなるは ずだよ」つて。確かに嬉しくなってきた。さほど疲れも感じないし、不安であったスイ ムをクリアしたことから、「何とかなるかも」って気分になってきた。 トランジッションに行き、バイクの準備をするけどスムーズにいかない。やっとこさ 支度を終えバイクに乗車! ふと観衆を見ると「ヤッコちゃん、頑張れ〜」、Nobuちやんらの声援がやる気をかき 立てる。応援はサイコー!(ありがとうございます!) バイクに関しては現時点の自分の実力が何となく分かっているので、背伸びをせずマ イペースでいこうと考えた。 前日、タッキー快調や大将から降雨時の即席テクニック(ブレーキング)を伝授され たので、これを忠実に守り受傷事故防止!(?)  途中、雨にも負けず小木の坂を目指す! しかし坂のイメージといえば「タッキー坂」!トラウマが頭から離れない。  不安な気持ちのまま走行していると、沿道でMIGHTYジャージらしき人を・・・、っ てイチローさんじやないですか〜!!(メカトラか!?)気になるがそのまま進行する。 ちょっとヘバってきた・‥、とその時、「オラ〜、ヤッコ!頑張れ!!」MIGHTY「PTA」 の方々、いや婦人会御一同様じゃないですか!ドスさんもカメラ片手に撮影中!  へばった顔は見せられない。応援される喜びを力に代えて一気に坂を登‥・れまへん! しかしながら、周りの選手は私よりヘバっているように見える。鬼のタッキー快調                                                                                         率いるMIGTHYの練習会よりは楽かも。  あれよあれよという間にバイクパートを終えランパートへ!  タイムは4:07:44・・・。

(3)初トラ(ランの巻)
 ここまで来ることができただけでもありがたいが、次第にフィニッシュの感動を味わ いたい!という欲がでてきた。ラスト20km、がんばんべ!   しかしながら、すでに足が重〜い!(乳酸満員御礼状態)。   ふと前方を見ると、AV撮影醍長のドスさんの姿を発見〈さっき違うところいたのに  なあ〜)。素早い移動に脱帽!? 続いてタッキー号に乗車している婦人会御一行様に遭遇!「がんばれぇぇぇぇ〜〜」 の声と同時に会場の方へ走り去ってしまった・・・(交代してくれぇぇぇ〜)   島民の方々のフェイクにも惑わされず(「あとちょっとだよ〜」ってまだ5kmし  か走ってないぜ、ばあちゃん!)、ひたすら走る走る。   途中、イチローさん、y少年、キムさんとすれ違う。いつ抜かれてもおかしくない  状況。 5kmを過ぎたころ折り返しで来た大将とハイタッチ!(さすがです、大将)続けて スギ様とタッチ!!   そして折り返し地点前でタッキー快調とハイタッチ!膝の具合が思わしくないと言 っていたけど、調子は良さそう。 折り返しを過ぎたころから、なんか両足の大腿死頭筋が重すぎ(ただの練習不足で すな) ランの目標タイムが1:45だけどこの調子じゃきついな〜、なんて弱気になって  きた・・・。   テクテク走っていると、イチローさん、しばらくしてy少年の姿に気づく。   2人の元気な姿にただ驚くばかり。「私も負けませんよ〜」って気持ちになってき  た。

(4) 初トラ(ゴールの巻)
 あ〜足が重い、歩いてしまおうか・・・、常に葛藤の状態のままラスト3kmへ突入  したところでランパートに移った練酋長に遭遇(やっぱり速い!)。 仮に自分がAタイプだったらと想像したら気持ち悪くなってきた・・・うぇっ、余 計な想像はやめやめ!   あ〜苦しい、でも踏ん張りどころっス! 商店街にさしかかったときアナウンスで自分の名前が呼ばれた。 なんか申し訳ないような、と恐縮してしまうと同時に大会の規模の大きさを改めて 実感。   ゴール前の沿道は声援の雨あられ!もうちょっとだ〜! ゴール前には、先にフィニッシュした大将をはじめMIGHTY婦人会の皆さんが手 を出して祝福してくれた。苦しいけど嬉しい、といった何ともいえない気持ちがいっ ぱいになる。   そして遂にフィニッシュ!! 時間は6:48:51。   フィニッシュした後、グランドに大の字になって寝ころんでしまった。何ともいえ ない充実感。   しばらくして、「女房に連絡しなければ」と思いすぐに電話を掛けてみた。   「なんとか完走できたよ」と報告すると、「えっ、完走できたの!?」という回答。  どうやら速攻リタイヤすると思っていたらしい・・・。 しかしながら、「よかったね、おめでとう」という言葉を聞いたら、なんだか泣けて きた。 来年は家族で来よう・・・お金があったら・・・




【4.余韻】
 大会が終了し、タッキー快調とy少年が、「みんな完走でき、ケガがなかったことが 一番嬉しい」とお話ししていたけど、本当にその通りです。 心から喜びを分かち合えるからね。
    思えばMIGHTYの初練習(下総)で、へロヘロになって「この先続けられるんかい な」と不安に陥っていた6ケ月前がなんだか懐かしいような。 勝手な自己満足かもしれませんがここまでよくやった(まだ6ケ月しかたってない ぞ!)。
 しかし、ここまでこれたのもMIGHTYの皆さんが親身に(!?)指導してくれたか らだと思う。
 また、仕事と練習を両立して頑張っているメンバーの姿を見ると、「オレもがんばろ う」という気持ちになった。
 今回、佐渡で完走できたことは自分自身にとって自信が持てたし、そして何よりもフ ィニッシュした時にみんなから祝福されたことは本当に嬉しかった。  この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 私のトライアスロン人生はまだまだ始まったばかりだけど、向上心を持ち続け楽し く厳しく頑張っていきたいもんです。
 皆様これからもどうぞ宜しくお願いします!


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