遅くなりましたが・・・宮古島に行って来ました!! 簡単にご報告いたします。
木曜日の10時過ぎに宮古島現地入り。旅の友はゲンキ&ユカリペア、それにA子&Yo-Hey!!です。 第一印象は「暑い」。レース当日は29℃にまで上がりましたが、完全に夏モード突入です。空港で私は「夏宣言!!」をしました。 早速今回世話になる「島宿BOB」に荷物を下ろし、各ペアごとにあっち行ったりこっち行ったりと身体を動かして夏に同化しました。
さて、夜ですが・・・宮古島常連の友人に誘われて平良で木工所を営むお宅にみんなでお邪魔しました。突然の訪問でしたが島の人は意に介さず宮古島の家庭料理を振舞っていただきました。泡盛は40年の古酒なんかも、おおおー。 この家の皆さんにはレース当日もマイティ応援団を連れまわしてくれました。おかげで我々選手は思いもかけない場所での応援を受けるというすばらしい宮古島ライフを作ることが出来ました。
夜のおまけは、宿に戻るとお隣で酒盛りが・・・ゲンキと二人でそちらにもお呼ばれしてふらりと入り込んで「おとおり」。これがまた作法どおりにやらないといけないらしく・・・。ここは北区体育協会。友人のサワ君も所属するメンバーでした。レースに出る宮古の人も混じっていて大いに盛り上がりました。当然レース中の応援ももらったり、嬉しい出会いです。
長くなりそうなので、一気に飛んでレース当日へ行きましょう。 朝起きたときから風が無く、不思議な様子でした。 宮古島のいいところはボディーナンバリングやバイクの最終セットアップ中も嫌な緊張感が無くリラックスした雰囲気であることでしょうか。
このレースでの目標達成をもう一度心に誓ってスイム会場に向かいました。 スイムは左側前列よりスタート。コース幅が狭く感じました。前半折り返しまでは結構バトルがありましたが、56分台、いい感じでスイムアップです。
天気予報では午後から雨、気温29度。でも雨の気配は無く暑くなりそうで日差しがガンガン照りつけてきました。 やはり風向きがいつもと違います。池間大橋でゲンキとすれ違いました。約10分差でしょうか。乗れているようです。 例によって大きな集団に楽々とパスされること2回、3回。相変わらずです、ドラフティング。 そしてアクシデントはバイク70km過ぎ、東平安名崎をターンしたところで起きました。エイドステーション先で、道路の右側に居た大会スタッフがバイクボトルを投げたのです。 「いくよ〜」 といって道路の反対側に。多分選手が通ることを十分に確認しなかったのでしょう。投げたボトルが僕に向かって飛んできてバランスを崩し落車。対向のバイクは何とかよけてくれたようです。 終わったな、と思いました。初めてのリタイヤかな、と。 悔しいです。それ以上にやりきれないです。そう思うと泣けてきます。気持ちが切れていくのがわかりました。 しばらくして落ち着いてくると、気持ちはともかく、身体を動かすことが出来るようになってきました。擦り傷が妙に熱く感じます。立ち上がってバイクをチェックするとレースは出来そうです。 そろっとペダルを踏んでみました。行けそうです。行くことにします。 今回はここでやめるわけにはいかない理由がありました。約束があったのです。一方的ですがムスコと約束していたのです。 目的地はゴール。それだけでいいや、と思いました。 これまでのレース経験の中でも始めて、スピードを気にすることなくバイクに乗りました。前に進むことだけを考えて。
すり傷でちょうど良いバイクポジションが取れず苦労しました。しばらくすると打ち身をしたらしい箇所も気になり始めましたが無事(?)バイクフィニッシュ。
そしてラン。2kmほどで更に珍しいアクシデント。 今回は古〜いスカイセンサーを履いていましたが、走っていると右の靴底が変なんです。何かを引きずっているような・・・。2.3km走るとさらに変になってきたので見てみると・・・シューズのソールがペロンとはがれていました。ソールを剥ぎ取って、右だけソール無しで走りました。ちょっと響く感覚があるものの何とかなりますね。 やがて折り返してくるみんなとすれ違います。ピノ選手、ミカミ選手、ゲンキ選手、金ちゃん選手、アーちゃん選手。そのほかたくさんのアスリート達。 自分は遅くなってしまったけど、なるべく皆に声をかけて進みました。 そして暑い中、応援してくれる家族や仲間たち。木曜日に出会ったばかりの宮古島の人たち。応援は僕ら選手より大変なのではないかといつも思います。
そろそろ南の島も薄く暮れはじめる頃、ようやくフィニッシュゲートが見えてきました。 家族は、待っていてくれました。 素晴らしいのはA子さん、よくぞこのタイミングでYo-Hey!!クンを寝かせなかった!! トラックを約半周(この間にYo-Hey!!の機嫌がだんだん悪くなってきた・・・)。選手が多い時間なので、適当に先に言ってもらって・・・3人でゴール。
とっても悔しい、同時に終わってみればかなり楽しいレースでした。
レース終了後、事務局と事故の経過とその後のことを少し話しました。 レース翌日の朝一番早い飛行機で東京に戻るため、あわただしいなか、BOBに戻って乾杯。ゲンキとは悔しいレースへ戻ってこよう、再挑戦しようと誓い合ったのでした。
さて、いよいよシーズン本番です。今年も大いに遊びましょう!!
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