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(2003/NOV/23) 2003 TA-BO筑波檄坂レポート( by タッキー)
↑この日の参加メンバー(左より)タッキー、パンターニ清水、K-1古賀、エースひろサン、 Doc.T氏、爺サカモトさん、Mr.34T佐竹さん! TA-BOチームのNewジャージで勢揃いです!ヨロシク!
<それは西湖の宿での一言から>
 11/23(日)久しぶりに筑波山へTA-BOのメンバーと練習に行って来た。 この練習会のきっかけは11/09に行われた 2003 西湖ロードレースでの事。 何時もお世話になっている民宿での夕食を終え、 広めの一室に集まり毎度の酒盛りパーティ。 この日は、TJ誌でもお馴染みの森幸春師匠が主宰する湘南クラブのメンバーが同宿した。 湘南クラブはTA-BOのナオシ君が藤沢居住時代に一時加入していたチームで、 そんないきさつから顔見知りとなり、仲良しとなったチームだ。 飲むほどに酔うほどに宴も盛り上がった頃、 私:タッキーが一言「湘南クラブはどの辺で練習やってるんですか?」、 湘南クラブのサタケ氏「ヤビツとか丹沢とか...」。 そんな何気ない一言が今回の企画のきっかけになった。 「じゃあ、いい登りがいっぱいあるでしょう!?」とタッキー。 「そうだね、大概登ったね」とサタケ氏。 「じゃあ今度筑波の方へも来て下さいよ!凄い登りがあるんですよ!」と誘いをかけると、 「でもボクのバイク、フロント34が着いてるんで登れない坂ないんだよね!」と自信満々のサタケ氏。 皆が34と言う歯数に驚いていると、酔いが回ったせいか、今まで黙って聞いていたオーナーDoc.T氏が いきなり一言「バカヤロウ!あそこはギヤの問題じゃねぇ!」 それを聞いたサタケ氏「で、で、でも...34ですよ...34!」 またまた酔っぱらいDoc.T氏「だから...ギヤなんかナニが着いてようが関係ねぇっちゅうの!」 「オーシ、分かりました!じゃあ今度行きますよ!(34で登れない坂があるわけないでしょ!)」 と受けてたったサタケ氏... と言う酒宴の席でのひとコマから、今回の練習会が企画されたのであります。

<まずは軽いウォーミングアップ...で心臓バクバク!>
 さて、この日の参加メンバーはTA-BOオーナーDoc.T氏、エースひろサン、爺サカモトさん、 パンターニ清水さん、そしてマイティの昼暗いマン:タッキー(その代わり夜は明るい=デコ光!)と K-1出場を目指してひたすら肥えまくる古賀スイムコーチ。 特別ゲストは、今回の企画の原因となった(消滅寸前の)湘南クラブ所属、Mr.34T佐竹さん! まずはいつもの集合場所にてNew TA-BOジャージのお披露目を兼ねて、全員でパチリ! これからはこのジャージをヨロシクです! 当日はかなりの寒さを感じたものの、乾いたまあまあの天気。 地元の筑波総合体育館の駐車場に車を止めると、次から次と他チームの坂バカ達が集まって来た。 まずはウォームアップを兼ねていきなり不動峠を登る。 登り始めるとすぐにヒロさんを先頭にタッキー、パンタ清水、Mr.34T佐竹さんの4人になる。 爺サカモトとDoc.T氏はバトルを繰り広げていると思われる。 K-1古賀は心臓バクバクでドクターストップ直前か! 程なくMr.34T佐竹さんが遅れ始める。それから暫くは3人で登る。 中程まで行った処でパンタ清水の瞬間芸アタック!も決まらず、ヒロさん、タッキーに追い付かれる。 終盤になるとヒロさんがスピードを上げ、タッキーたまらず遅れ始める。 パンタ清水が追うも追い付かず、3人バラバラ状態。 タッキーがパンタ清水に追い付き暫く進む。 タッキーが前を引いて暫くするとパンタ清水が遅れ始め、またもやバラバラ状態。 結局そのまま3人の距離は開く一方のままヒロさん、タッキー、パンタ清水の順でゴール! やや時間が開いて爺サカモト、そして何と直後にDoc.T氏が登場! サカモトさんもウカウカしていられませんな! かなりの時間をおいてK-1古賀が必死の形相で上がって来た! 仕事が忙しく、まったくバイクの練習が出来ない状態での筑波はさぞかしきつかったろう!

 坂を下って裏筑波へ。走りやすいフラワーライン(だったかな?=訂正:フルーツラインでした!)に出る。 真っ直ぐな道をヒロさんがグイグイと集団を引っ張って進む。 フラワーパークが左手に現れる。ちょっとしたアップダウンが結構練習になる。 交差点を左に方向を変える。小さなアップを過ぎると家並みが現れる。 いつもなら途中のT字路を右に曲がり湯袋峠方面を目指すが、 今日は特別メニューのためそのまま直進する。 風景が開け、筑波の山が眼前に近づく。 なだらかな斜面に観光リンゴ園があり、 そこを訪れた人や通りすがりにお土産にしようという人たちで賑わっている。 いきなりヒロさんがペダルを止め、これからの道についてレクチャーする。 前回来たのはもうかなり以前で、今は通れるかどうか分からないが、 行けるところまで行くように! 最後はコンクリートの路面になるが、 アスファルトのうちはギヤは一枚残しておいた方が良い! (適切なアドバイスだが、あくまでも、それ程の余裕があれば...の話だ!)

<檄坂にギブアップ続出!>
 さていよいよ集団は檄坂ツアーへと出発する。 スタートしていきなり...と言うか、スタート地点が既に登りになっている。 真っ直ぐで急な勾配が続く。始めてきた時には、此処が檄坂かと勘違いしたほどだ。 こんな時は先が見えると返ってイヤになる。 既にヒロさんと私の後ろには距離が出来てしまった。 パンタ清水が後ろから追っている。 坂の最後はさらに勾配を増し、遂に最後のギア(23T)まで使い切ってしまった。 こんなところで保険が効かなくなってしまって、これからの登りをどうしようかと 心配になった。前を走るヒロさんは立ち漕ぎで相変わらず力強い走りをしている。 ホンの少し、距離にして2m程間が空いてしまう。 この差が取り返しの着かないことは分かって居るのだが、 如何せん、詰めることが出来ない。 最初の坂を何とか登り終わると、勾配が緩やかになり一息着くことが出来る。 保険のためにギヤを一枚重くし、一枚残して登ることにした。 一息着いたのもつかの間、すぐに勾配が急になり、 後は延々と急な登りが続いていくことになる。 以前来た時はこれ程アスファルト部が長いと思わなかったので、 コンクリート路面がアスファルト路面に変わったのかと思った。 それなら、終点はもうすぐのはずなのだか...。 坂下を見るとパンタ清水が苦しそうにしている。 後の面々の姿は見えない。

 そして遂に来た!コンクリート路面が目の前に現れたのだ。 菱形に溝の切られたコンクリート路面が、急な壁となって立ちはだかっている。 躊躇無く最後のギヤに入れる。前回来た時は42×21で上がれたが今はそんな力はない。 39×23の上に、新調したカーボンフレームは以前のものより全然軽量だ。 なのに回せない回せない!ハンドルバーを持ってヒルクライマースタイルで 登ろうとするが、ハンドルを引き過ぎると前輪が浮いてしまう。 思いっきり前傾姿勢をとり、ブラケットを強く握って引く。 何度かバランスを崩して足を着きそうになるが、意地でも自転車から下りたくはないと何とか堪える。 ヤバ!滅多に来ないハズの車が後ろから迫っている! しかも更なる勾配に差し掛かってしまった。 道を譲ってやりたいが、こちらもふらふらで余裕がない。 じっとガマンして道の左端を真っ直ぐに上がっていると、 何とか横を通り過ぎてくれた。 また急な左コーナーが現れる。外側の勾配の緩い方へ行こうと思うのだが、 其処に至るまでの勾配がきつい。 上から車の通る音が聞こえる。 もうすぐ終点の風返峠(?)だ。 最後の力を振り絞って何とかこのコーナーをクリア。 その先で幾らか緩くなった勾配を右へ曲がると、 先にゴールしたヒロさんが笑いながらこちらを見ている。 流石にヒロちゃん、参りました! 汗を拭きながら、暫くの間アーだコーだと話をしていたが、 すぐ下の急勾配左コーナーの上で後の面々を待つことにした。


先頭で檄坂をクリアしたヒロさん(左)と、 元ロードレーサーの意地でやっとの思いで登り切ったタッキー(右)

<パ、パ、パンタ!オマエもか!>
 待つこと暫し。後ろを走っていたパンタ清水がもう来ても良いはず...。 そして予想通りそこへ現れたのは順番通りパンタ清水...ではあったが...、 何とバイクに身体を預け、疲れ切った顔で歩いてくる。 あらら、まさかパンタが...! ギブアップはちょっと以外であったが、初めての檄坂チャレンジで、 マシンコントロールが上手く行かなかったらしい。 次に現れたのは、オォーMr.34T佐竹さーん!し、し、しかも...歩いてる...。 大男なだけに、フロント34Tもこの坂では威力を発揮出来なかったか!? 次回は28Tを調達してリベンジしてやると叫んでいた。 次に上がって来たのはサカモト爺。何とシューズを脱いで靴下のまま歩いて上がってきた。 次は今企画の一翼を担ったDoc.T氏。体重比で絶対不利の登りであるが、 果敢に挑戦し、そして...砕け散った。 (訂正:タッキーの記憶違いで、 実はDoc.T氏の方が先に上がって来ました!失礼しました! それにしてもDoc.T氏...前世はクライマーだった...かも??...つ、つ、ついに目覚めたか!) 残すは我らが古賀スイムコーチ唯一人。 最初の坂で息も絶え絶えだっただけに上がって来られるのか心配だったが、 かなり遅れて上がってきた。ピニャヘロヘロが泣いていた...。

<いやぁ〜、満足、満足!>
 その後、一気に坂を下り、湯袋峠に向かってホンの少しだけ坂を登り、 峠の頂上から一気にダウンヒルを楽しんだ。 下りきると真壁に出る。 暫く平地を走ると筑紫湖の近くに出る。 ここでは毎年6月頃に真壁ロードレースが行われる。 12月の頭には5kmの登りで筑波ヒルクライムレースが行われる。 今回出場するのはパンタ清水のみだが、皆でこのコースを走ってみることにした。 サカモト爺とK-1古賀は先の檄坂で満足したのか、 この登りはパスして、車の置いてある駐車場へ先に戻ると言う。 残った我々5名でヒルクライムコースへ向かった。 途中、山登りの親子連れ集団に声援を受ける。 こんな小さな声援でも元気が出てくるのだから、 ジロやツールで大声援を受けて走る選手達が、 疲れているにも関わらず、思わぬパワーを発揮するのも分かる様な気がする。 コースも終盤になる頃、湧き出した山水が路面を濡らし走行を困難にし始めた。 下りのことも考え、ここで進行を止め山を下ることにした。 下る途中ちょっとコースを変えてみる。 何時だったか、かなり以前に練習で走った道に出たようだ。 ちょっと下ると視界が広がり、眼下の真壁(?)の平野が遠くまで霞んで見える。 ちょっと脚を止め、美しい風景をバックに皆で記念写真を撮った。 下りきると筑紫湖の端に出る。湖畔ではピクニックの家族連れやアベック達が、 楽しそうにくつろいでいた。 真壁ロードのコースを逆行する形で走り、先程湯袋峠から下ってきた道へ出る。 後は筑波山を左手に見ながら平地を走ってスタート地点に戻り、 この日の練習会は終了とした。 登りはたったの3本しかやっていないのに、妙に満足した練習会だった。 それもやはり檄坂の賜物か...。

 今回の檄坂レポート如何でしたでしょうか?全国の坂バカ諸君なら是非挑戦してみたいと思われた事でしょう! そんな坂バカの方のために、現地の地図を掲載しておきます (拡大)。 是非挑戦してみて下さい! もちろん、ウォームアップに1〜2本登り終わってから挑戦して下さい! 雨の日はスリップして危険、と言うか登れませんのでおヤメ下さい! 挑戦された方は感想など頂ければ幸いでーす! オレはもっと凄い坂を知ってるぞ!と言う方、情報をお待ちしてます! メールはこちらまで!

●参考サイト
  • シンザカヤの江戸川サイクリングロード&お酒のサイトに 檄坂 の画像がありました!リンクさせて頂きます!

    (タッキーの檄坂レポートでした!)


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