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「第20回記念 宮古島トライアスロン大会」

 〜 無事帰ってきました (Pe)〜


(右画像:歴代の名アスリートが勢揃いし開催20回を記念して植樹が行われた)


 4月23日早朝4時半起床、いよいよ宮古に向けて出発だ。羽田へはちょっと迷ったが安 全を期して京成の特急羽田直行便(5時27分発)で向かう。これほんの一時間でうたた 寝してるうちに着いちゃうのでとても便利だ。羽田空港駅に到着するとすぐ高野さんより 携帯に入電、すでに搭乗手続きを終えたとのこと。ぺー家も早速手続き。買い忘れた日焼 け止めをドラッグで購入(水着のあとがつかな〜い、っていうやつ)して搭乗を待つ。ほ ぼ定刻にJTA宮古島行き出発、約2時間半の空の旅、居眠りしてるうちに宮古上空で定刻 に到着する。当地はなんとどしゃ降りの雨、強烈な太陽を想像していたのでちょい拍子抜 け。事前に予約していたレンタカーで東急リゾートに向かう・・が、気分がすでにハイに なっているのか道順を聞いていたのにすっかり忘れていていきなり迷子に。地図を見ると 城辺(ぐすくべ)というランコースあたりを走ってるみたいだ。宮古島って結構広い。道 順をGSで聞きやっとこホテルに到着、チェックインにフロントへ・・・しかし、ここで思 わぬ大トラブルが発生する(大半のマイティのみなさんはもうすでにご存知の事態で・・・ 思い出したくないのでカット)
なんとか今日はチェックインして荷物をほどく、しかしあ さっては大事なレース(その為にはるばる宮古まで来たんだ)と気を取り直して先に送っ ておいたバイク置き場に向かう。バイクを受け取り保管テントに行くと「加藤さ〜ん」っ ていう声が、先着のマリちゃんがバイクを組み立てながらにこにこしている。こういう時 (まだトラブルの真っ最中)に仲間に合えるのはなんて心強いんだろー。とてもほっとし た気持ちになる。バイクケースを開ける。タイヤチェック(実はエアーを抜くのをうっか り忘れてしまい気圧でパンクしてやしまいかとやきもきしていた)大丈夫だ。バイクや他 も問題なし。蒸し蒸しのテントの中で汗だくになってバイクを組み立てる。マリちゃんと 今晩のウエルカムパーティに一緒に行く(連れっていってもらう)ことにする。パーティ 会場ではどす鯉さんたちと合流、田村プロとツーショット・・徳の島で移動時隣の席だっ た話なんかする。仲間に会えてすこしずつ元気が出てきた。事前の連絡で明日の晩はどす 鯉さんたちの宿泊先の「ゆくい」にお世話になることになる・・よかった。
ちょい安心し てホテルにもどり就寝。翌朝は晴れ、レースのスタートと同じ7時半ごろにマリちゃんと 少し海に出る。なんちゅうー綺麗な海なんだろか、エメラルドグリーンの海だ、明日のス イムがとても楽しみになる。今日はレース前日のバイク預託でどす鯉さんたちも自走で東 急リゾートに来るので「ゆくい」への戻りにぺー家も随行することにする。それまで少し 時間があるのでペー家一同で海に出る。みんな綺麗な海に感激、戻りかけるとマリちゃん に遭遇、となりにはお友達が一緒だ(マリちゃん安心して僕は口は堅い?)。ほどなくどす 鯉さんたちも到着、バイク預託を無事終了し一緒に「ゆくい」に向かう、「ゆくい」ではみ んながとても温かく迎えてくれてペー家みんな宮古に来てからやっとリラックスできた気 がする。「ゆくい」の食事は抜群!夕食とレース当日の朝食とたっぷりと食べきれないほど のおいしい宮古の手料理をいただいた(長男のさおの輔?なんかは完走出来たのはあのゆ くいの料理のおかげじゃないかしらとずっと言い続けている)。部屋はおばあちゃん家の離 れでお世話に・・・9時に就寝する。

←(左)パーティで出た20周年記念ケーキ!いざ食べようとしたらアッと云う間に無くなっていた!





↓(左下)ドス鯉さん苦心のマイティ・フラッグ!良く見ると何だかスペルが変だが、 デザインと言えなくもない!


↓(右下)カトウ毛(家)ご一行宮古島に到着!




起床3時15分いよいよ今日はレースの日だ。ちらっと 今までの練習の日々を思い出す。朝食4時、5時に出発、東急リゾートには5時半に到着。 選手受付へ向かう、途中マリちゃんとすれちがう、また隣にはあのお友達が(マリちゃん 安心して僕は口は堅い?か・ニッサン・トヨタ・??なんて)。バイクを最終チェック、ラ ンとスイムのトランジット袋を預ける(ここんとこがわかりづらくて先輩方がいて大助か り)。ウエットを着てどす鯉さんと美女軍団(すりすりすりすり)に挨拶、ツーショットし てもらいスイムスタート会場に浜に出る。すごい人数だ。1,500人ものトライアスリ ートが集合していて熱気、気迫が伝わってくる。さすが伝統ある宮古島の大会だ、自然こ ちらも気合が入ってくる。どす鯉さんと健闘を誓い合いお互いのスタート位置へ。ここか らスタートして1時間あまりは一人旅だ。レースでは毎度のことだが、この瞬間一人ぽっ ちになるような気がして心細くなるのは私だけか。


誰かがときの声をあげる、声を出して 気合を入れる。いよいよ秒読み・・例のプォーがのんびりと鳴り1,500人が一斉にス タートだ。すごい迫力だ。コレに巻き込まれたら元も子もない。ゆっくり周囲を見ながら 入水する。水温は結構低めだ。今回はとにかくタイム云々とかではなくバトルに合ってリ タイヤだけはしないようにと注意しながら泳ぐことにする。ここまで来て最初のスイムで リタイヤじゃあまりに情けないし、それに実際このバトルで去年は2名もの方が亡くなっ ている・・注意注意だ。水がとても綺麗なので長く泳げるのが楽しく思えてくる、ちっと も苦しくない、でも注意してるつもりでも何人かの集団に入ってしまう。2km通過のヘ アピンの折り返しブイ辺りではぴったしのタイミングで肘打ちが決まりゴーグルの片目が 半分はずれてしまう(ニャロー・・と女の子?だ、許すか・・じゃない)、やばいやばい、 気をつけなくっちゃ。しかし風が強いのに波はなく結構泳ぎ易くて助かる。その後2回ほ ど軽いパンチを食らうがお返ししながらなんとか無事に切り抜ける、東急リゾートが間近 に見えてきた、もうすぐスイムフィニッシュだ。1時間も泳いだ気がしないのは水が綺麗 なスイムに夢中の証拠か。足が着いた、スイムフィニッシュ。

やはり第一関門のスイムを無事クリアーすると一安心だ。 シャワーでたんねんに塩を落としウエットを脱ぎながらバ イクトランジットへ向かう。途中我が美女軍団に出会い黄色い声援を背に受ける。新品ぴ かぴかのマイティバイクジャージを着てシューズを履く。いよいよバイクスタート。これ からは長いぞ・・・と。バイクコースはほぼ三角の宮古島を東急リゾートから北西(?) の池間大橋へ向かい橋を往復し南東の東平安名崎の灯台を廻り、それから西へ向かいなが ら途中もう一つの来間大橋を往復して東急ホテル前へ戻り、さらにもう一度池間大橋を往 復して島の東側から三角中心の競技場へ向かうという島を一周半するコースだ。スタート するといきなり強い向かい風だ・・・ってことは池間大橋までずっとかい、なんでだぁー。 池間大橋に向かう途中でどす鯉さんと、そのあと(たぶん?)マリちゃんとすれちがう。池 間大橋を渡り始める。素晴らしい景色・・・が、むちゃくちゃ風が強い(橋梁の高さが結 構あるので普通でも風は強いそう)復路のバイクなんか止まってるように見える。もう一 度ここに来なきゃいけないとは・・橋を渡り池間島を周回して橋を往復してしばらくして 左折し島の東側へ向かう。こちらも向かい風だ。なぜだー!?こりやバイクで何時間かかる のか、目標タイムの6時間が厳しいことになりそうだ、ランを6時間〜6時間半ぐらいで 走らないと完走は???ってことだ。どうしてやっとこ出れた大事な宮古島大会なのにこ んなに風が吹くんだ、ついてないぞぉー・・・。でもなんとか25km/hはキープして行く。 登りもあるじゃないか・・やっと島の最南端の東平安名崎だ。

灯台を往復し西へ向かう。 ここでやっと、やっと、追い風になる。登り下りも結構あったりしてちょー嬉しい。景色 もよく最高の気分、40km/h楽々オーバーで走って来間大橋の往復へ・・橋はやはり風が 強く、池間大橋と同じでみんな四苦八苦だ。やっと東急前へ戻ってくる。100km通過だ。 美女軍団が待っていてくれて声援をあげてくれる・・・よし、がんばらなくっちゃ!また、 向かい風の中を池間へと向かう。100km後なので脚がだんだん重くなってきていると ころへ容赦のない向かい風だ。池間の手前辺りで速度が20km/h程度に落ちてしまう「もう だめだー、制限時間に間に合わねぇやぁー」と声を張り上げる・・とまた少し元気が出て 25km/h程度にアップ出来た。池間大橋は前回よりさらに風が強烈で、橋の上に人の乗った バイクがずらりと並んで止まっているように見える。マリちゃんが2回目の池間大橋往復 は涙モンですって言ってたのはホントだ。早く渡り終えたくての一心で景色が眼に入らな い。でもここを過ぎればフィニッシュまで約30kmぐらい、もう少しの辛抱だ。なんと か橋を往復してまだ続く向かい風の中を必死にペダリング。平良市競技場に入ってきた。 やっとバイクフィニッシュだ。なんと美女軍団がフィニッシュ地点に来て声援してくれて いるではないか。この島内交通規制の中をどうやって移動してきたのか・・ぐすん感激・・。

バイクをラックに置き、ランの用意に更衣テントに向かう。座って足にワセリンを塗り靴 下を履く、しばし文字通り腰を落ち着かせて休憩する。これからのタイムをぼーとした頭 で計算する。スイムスタートから7時間50分ぐらい経過か?するとランを6時間10分 以内であがればなんとかぎりぎり制限時間に間に合うか、6時間でいけるだろうか???。 隣では横になって休んでる人がいる。うらやましいがそんな時間は私には無いな、せいぜ い座って休む程度だ。ラン袋からバームボトルを取り出して飲む。用意をしていたラン用 のボトルは重いので持つのを止める。代わりに携帯電話だけを手で直接持つことにする。着信 あったりすると気になるので電源はオフにする。それでも10分ぐらいは休んだろうか、 意を決してランに行くことにする。強い日差しが出てきた。いよいよ最後のトライだ。計 測に手を入れて、ランをスタートする。意外にも足が軽い、関宿帰りにどす鯉さんと走っ たりしたのよかったかのか、それとも今の休憩でちょいの間の元気が出たのか。最初のエ イドまではすたすたとすこぶる調子がよく到着。エイドではしっかりした食物、おにぎり とかを食べることにする(バイクでも無理やりにおにぎりを口に入れた)。とにかくランで はしっかりした物を食べてハンガーノックにならないように気をつける、先は長いんだか ら。2回目、3回目、4、5、・・・○回目とエイドではとにかく腹が減った足が痛くなっ たと思う前に義務的に補給することを心がける。しかしフルは長い。やっと10km通過、 あとまだ・・やだやだ・・おまけにランまで向かい風だ。どす鯉さんそろそろ現れるか。 まぁ長谷川真理恵ハーフと横田ハーフを一緒今日やるだけだ。と、オレンジのジャージが 見えてくる。あっちも気がついて手を振ってる。どす鯉さんだ!すれちがいざまタ〜ッチ、 っと元気が出てくる・・今度はマリちゃんだなぁ・・しかし暑い。と、ファイトーの声が、 マリちゃんだ、速ぇなぁー・・さわやかブルーのウエアーだ。でもマリちゃんマイティジ ャージー買おう!目立つし、強いマリちゃんには似合うよきっと。

苦しみながらもなかな かの調子で走る、どんどん前の人を抜く、だが折り返してから突然脚が止まって動けなく なったらどうしよう・・っと心配になる。でも時間には追われてるしとにかく行くっきゃ ないんだ(怪鳥の「はってでも時間内にゴールせい!」やみんなの応援声援メールとかが脳 裏をかすめる)・・やっと折り返し地点の東平安名崎に到達。なんて長かったんだろー。あ とはみんなが待つゴールへ帰るだけだ。やっと帰れる。日も沈まりかけて来てだんだんと 寒くなってきた。高野さんが来る。いつ抜いたんだろうか?もしかしてこのペースで最後 まで走って行ければ制限時間に間に合うかも・・絶対歩かない・・・でもきつい坂は歩こうやはり・・・ で、どんどん前を抜く。たぶん100人以上は抜いただろうけど、 タッキーの「後ろに何人いても関係ないっす、時間ですから」 って、ホントにそうだ(タッキーはホントは頭がいいのかもしれない、って、たまに思う)。

30km地点を通過する、脚がかなりつらくなってきた、つくばマラソンだとこの辺から 膝が痛くなり歩きが始まるころだ、でもつらいながらもなんとか走れる・・坂はもう完全 歩き。35km地点通過、あと7km・・5km地点になった。まだ8時ちょい過ぎ。 こりゃいけるかもしれない。止まらないでよ脚ちゃん、頼むよ・・4km地点通過。すごい、 ホントにこりゃ完走出来るぞ!まだ走れるし、あのpapasの超カッコよいフィニッシャー パーカが貰えるのか、みんな待ってるだろうな。連絡しよう「あんな」に電話だ、「今4km地 点、時間内に帰れそうだ!」歓喜の声が電話口に聞こえる。2km地点を通過、制限時間1 時間前の花火が上がる。もう余裕で花火を見上げる。もうすぐゴール、みんなが待ってる。 うそみたいだ、まだ走れてる。いよいよ競技場が見えてきた。加藤さ〜んの声がする。ど す鯉さんが待っていてくれた。どす鯉さん先導で競技場に入る。と、そこには我が愛する 美女軍団がどす鯉さん手作りマイティ旗を持ちながら私を待っていてくれている。最後の 400mを4人手をつなぎながらゴールに向かう。夢にまで見たゲートが目の前だ。 ついにやった、ゴール、ゴール、ゴール!やったぁー!制限時間内で入れたぁー! ついにやったー、やりましたぁー、やったぁー!!!

以上興奮状態冷めやらずでの実況でしたが、初ロングレースなのでろんぐ文になってしま いました。タイムはスイム1:08:59、バイク6:46:11、ラン5:19:50でトータル13:15:00 という結果でした。予想(目標)ではスイム1:05:00、 バイク6:15:00、ラン6:10:00でトータル13:30:00で30分の余裕 をもった制限時間内の完走を目指しましたが、自分でもびっくりの好調なランに助けられ、 予想タイムを上回るという嬉しい結果となりました。(しかし、バイクはいかに風が強かっ たりテント内で小休止したとはいえ、やっぱ遅い・・タッキー師匠よろしくお願いします。) 思いがけないトラブルの中でこれほどに無事にゴール出来たのは、みなさんの熱いご声援と 励ましの言葉があったればこそと、今さらながらに感謝の意を深くしています。 また、当地では内藤さんご一家と長田麻里ちゃんには同じ選手で忙しい中ながら親身にな ってお気遣いをいただき、心強く大変お世話になり我が家一同本当に感謝しています。 「たくさんの仲間にかこまれてトライアスロンをやれるのは最高に幸せです。」 ありがとうございました。 来年も宮古島大会、エントリーします。 行こう!みんなで!



← 家族の応援は何よりのエネルギーになった!

   愛する妻と二人の娘達に感謝したい!





→ Thank you my legs !
   Good job ! Good job !

今日の日を共に戦い、ゴールまで導いてくれた両の脚達に感謝の言葉を贈った!

ホントに良く耐えてくれた!来年もヨロシクな!



(ぺ・Kato)

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